最近仕事復帰した、ほたるです。
配属先の薬局に、薬剤師履歴2年目の後輩がいました。
そこで、その2年目の子に教えていることを復習・備忘録かねて記載していこうと思います。
今日は、幼児の便秘についてお話したいと思います。
子供の便秘とは?
子供の便秘とは、
①長い時間便が、出ない or 出にくい
②1週間で3回以下の排便しかない
③5日以上排便のない日が続く
④毎日排便していても、排便時に痛みが伴ったり、肛門が切れて血が付く
上記の状態に当てはまる場合を便秘と言います。
この内容は、主に1歳以上のお子さんに当てはまった場合をいいます。
では、赤ちゃん(1歳未満)の場合はどうなのかというと、、、
正直はっきりしていません!
えーーー!?中途半端な。。。
って感じですよねー
でも、はっきりしていないんですよ。
1週間に1回の排便でも平気な子もいるんです。。。
ただ、おなかが張って泣いたり、うんちが硬くてなかなかでないなどの場合は便秘症と考えられる場合が多いようです。
そのような症状が出るのが、3~4日便が出ないときに多いようです。
なので、乳児もうんちが硬い・おならがすごくよく泣いているなどの場合はかかりつけ医を受診しましょう。
これ以外に、ガスがたまっていて、便がなかなか出ない。でも、出てくる便が緩い場合もあります。
これは、便秘とは言わず、『ディスケジア』という状態か『小児疝痛』という状態が主に考えられます。
・ディスケジア:乳児の発達が未熟で、便を出そうとしたタイミングで肛門が開かない。
・小児疝痛:腸内細菌の乱れによるもの。
私個人の意見ですが、母乳が出過ぎる人や完母のお子さんに多い印象です。
小児疝痛は詳しく書くと長くなるので、後日別記事に記載します。
別記事が待てなければ、下記をご参照ください。
https://www.biogaia.jp/post/721
会社名:バイオガイアジャパン のホームページの一つです。
スウェーデン発の製薬会社で、小児疝痛の研究が進んでます。
私の子供たちは、ここの整腸剤を飲むとおならの回数が減り、夜泣きも減りました。
子供が乳児期に愛用していた整腸剤を販売している会社です。
上記の場合は、綿棒浣腸でガスを出すだけでもお子さんが楽になる場合が多く、その刺激で排便につながるので、まずは綿棒浣腸をするといいと思います。
また、赤ちゃんの便秘の場合、薬局で患者さんの話を聞いていると、1日1回の排便をした方がいいとおっしゃる先生が多いように感じます。
そのため、夜になっても排便がなかった場合や、朝、『昨日うんちしなかったな』と思ったときに綿棒浣腸で排便を促すのがいいと思います。
次は便秘が慢性化した場合、どうなるか話していきたいと思います。
子供の便秘がもたらす将来は?
子供時から、慢性的な便秘を繰り返していくと、将来も便秘に悩まされます。
予想通りの結果ですよねー。。。
これにはちゃんと理由があり、排便習慣をつけることで予防できます!
なので、ここでは、慢性的な便秘が将来も便秘になるのかをお話したいと思います。
排便は、以下の順番で起こります。
①便が直腸(肛門の近くの大腸の名前)にたまる
⓶直腸が大きくなり、それが刺激となり、脳が排便したほうがいいと判断する
③脳は排便するように体に指示して排便する(トイレに行くようになる)
排便の仕組みはシンプルです。
では、なぜ、便秘になるのか、、、、
①の直腸に便がたまるのが当たり前になり、
直腸が伸び縮み(収縮)しなくなり、
②の刺激が起こりにくくなるため、便秘になる!
便秘になる理由もシンプルです。
分かりにくいかな?
皆さん、ご飯食べるとおなかが膨れますよね?
食べ過ぎると胃が大きくなって苦しくなりますよね?
でも、食べ過ぎが当たり前になると、きっと苦しさなんて気にならなくなります。
苦しくなっていた量を食べるのが当たり前になるからです。
大腸も同じです。
便が溜まると大きくなって、苦しくなって、排便したくなるんです。
でも、便が溜まるのが当たり前になると、排便したくなくなるんです。
結果、慢性的な便秘になるんです。
だから、大きくなっても便秘で悩むようになるんです!
では、子供の便秘でできることは何でしょう?
子供の便秘に対処できることは?
子供の便秘でできることは、
小さいころからの排便習慣をつけましょう!
結論はシンプルです。
排便の仕組みもシンプルですからね。
それが出来たら苦労しないよって話なんですが、意外と気にしない人も多いのかなと思います。
じゃあ、排便習慣をつけるためには、何をすればいいの?
乳児のころからできることをまとめてみました!
<乳児の時>
①便が出ていないなと思ったら、まずは病院を受診しましょう。
赤ちゃんはしゃべれないので、どこが調子悪いか分かりません。
まずは受診して、大きな病気が隠れていないか確認しましょう。
②そのうえで、綿棒浣腸などで便を溜めないようにしましょう。
(頻度は1日1回の排便があるか無いかで判断してもいいと個人的に思っています)
③整腸剤を使おう
生後6か月ごろの赤ちゃんはおむつ替えの時も結構動くし、離乳食も始まってると思います。
そのため、綿棒浣腸をすること自体が難しくなると思います。
足を押さえつければできますが、親的にはイライラすると思います。
その時は、無理に綿棒浣腸を使わず、整腸剤を検討しましょう
整腸剤は市販のものもありますし、病院を受診してもらうこともできます。
ただ、病院の先生が出してくれるかは、その先生の判断によるので、市販で買った方が早いです。
私のお勧めは『ロイテリ』です
母乳から見つかった菌なので、母乳を飲む赤ちゃんにとってちょうどいいのかなと思っています。
特に、母乳が原因で便秘のような症状(上で述べた小児疝痛)のお子さんにはぴったりです!
うちの子供たちはそれでよくなりました。
あと、液体なので、溶かす手間がないのがいいです
市販でも、ビオフェルミンなどの整腸剤もあるので、検討してもいいと思います。
<子供の便秘(1歳以上)>
①病院を受診!
またかよ!?って感じですが、大事なんです!
大きな病気がないか、便秘が食生活などを注意するだけでよくなる状態なのか、症状がひどすぎる場合は一度浣腸してリセットしてから治療していくのか、発達障害の影響なのか、判断が難しいです。
もし、症状がひどい場合は病院を受診しましょう!
②食物繊維を意識してとる!
野菜ってこと?って思うかもしれませんが、野菜も一つです。
食物繊維には大きく二つあります。
a)不溶性食物繊維⇒便のかさ増しをする
b)水溶性食物繊維⇒便を柔らかくする
上記のふたつをバランスよくとってほしいんです。
我が家では、大人の便秘も気になっているので、ご飯にもち麦を入れて食べています。
食物繊維の摂取量は<年齢+5g>だそうです。
詳しくは、下記のリンクを参照してください。
皆さんご存じ?OS-1で有名な大塚製薬さんのホームページを参照しています。
③病院の先生と相談しながら薬物治療
薬物治療って何するの?って感じるかもしれませんが、多くは整腸剤の定期服用、それでも便秘が起こった時に使う下剤です。
治療に抵抗があるかもしれませんが、続けることで、子供が大きくなった時に便秘に悩むか悩まないかが決まります。
早めの対処が大切です。
以上が便秘のお話です。
最後駆け足になってしまったのですが、参考になりましたか?
他にも参照したリンクを下記に記載していきますので、見てみてください。
最後まで見ていただきありがとうございました。
https://www.jspghan.org/constipation/files/pamphlet.pdf
